大阪府衛生害虫検索システム

虫名
ノコギリヒラタムシ
説明

体長1.7〜3.3mm程度。体は平たく黄褐色〜赤褐色。前胸背に2本、鞘翅に4本の隆条がある。コクヌストモドキとは、前胸背側縁がノコギリ状であることで区別が容易である。
成熟成虫は3〜4mm。棍棒状で乳白色、疎らな細毛を装う。頭部口器は淡褐色。
年数回発生、暖地では4回以上。1世代40日内外。成虫は数ヶ月〜1年以上生存し、冬期でも活動する。
穀粉や菓子類をよく食害するが、穀粒を直接食害することはない。

【甲虫の幼虫】
潜り込んで生活しているものは薄色で細毛を疎らに装うものが多い。タマムシ型、コガネムシ型、ゾウムシ型などに分けることができる。コガネムシ型は頭部が大きく胸脚があり、Cの字型である(タマムシ型は棒状)。ゾウムシ型は頭部が小さく脚がなく(肉肢となっている)、ウジムシ型で、ガの幼虫と間違いやすい。

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