大阪府衛生害虫検索システム

虫名
コクヌストモドキ
説明

体長3〜4mm程度。体はやや平たく赤褐色で、鈍い光沢がある。触角は先端3節が広がる。
成熟幼虫は4〜6mm。円筒形で、淡黄色。頭部は黄褐色。尾端に短い一対の突起がある。
年2〜4回発生。成虫は200日以上の長期にわたって生存する。産卵から5〜6日でふ化する。幼虫期間は1〜3ヶ月で食物や温度によって大きく異なる。蛹期間は10〜15日内外。低温耐性は強く、冷暗所でも繁殖する。
穀粉や粉のできやすい菓子類、インスタント食品を食害するが、穀粒を直接食害することはない。小麦粉からよく発生する。建材の臭いにも誘引されて見つかる。

【甲虫の幼虫】
潜り込んで生活しているものは薄色で細毛を疎らに装うものが多い。タマムシ型、コガネムシ型、ゾウムシ型などに分けることができる。コガネムシ型は頭部が大きく胸脚があり、【C】の字型である(タマムシ型は棒状)。ゾウムシ型は頭部が小さく脚がなく(肉肢となっている)、ウジムシ型で、ガの幼虫と間違いやすい。

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