大阪府衛生害虫検索システム

虫名
ジンサンシバンムシ
説明

体長1.7〜3mm。明るい赤褐色で灰黄色の細毛が密生する。鞘翅には11条の点刻列がある。触角は細く、末端3節が膨らむ。タバコシバンムシとは触角の形状で区別できる。
成熟幼虫は3mm前後。コガネムシ型で、乳白色、軟毛に覆われる。頭部は褐色。淡褐色斑はない。
年1〜3回発生し、通常、幼虫で越冬するが、温暖な場合、成虫でも越冬する。成虫の生存期間は1〜1.5ヶ月。条件によって幅があるが、羽化後3週間目までに産卵し、10日内外でふ化、45日位で蛹化、10日内外で羽化する。
穀類・菓子・乾燥麺類・香辛料などの乾燥食品からペットフードや合板まで、広範囲に食害するが、畳からの発生はない。
タバコシバンムシ同様、シバンムシアリガタバチが寄生し、刺咬被害の原因となる。

【甲虫の幼虫】
潜り込んで生活しているものは薄色で細毛を疎らに装うものが多い。タマムシ型、コガネムシ型、ゾウムシ型などに分けることができる。コガネムシ型は頭部が大きく胸脚があり、【C】の字型である(タマムシ型は棒状)。ゾウムシ型は頭部が小さく脚がなく(肉肢となっている)、ウジムシ型で、ガの幼虫と間違いやすい。

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