大阪市湾岸地域で発見されたアルゼンチンアリの画像 |
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大阪市湾岸地域で発見されたアルゼンチンアリの映像 |
アルゼンチンアリの映像 ※Windows Media Player使用
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[アルゼンチンアリの特徴] |
アルゼンチンアリは、働きアリの体長が、約2.5ミリメートルの比較的小さなアリです。
体形は、在来のアリに比べるとスマートで細長く、長い触角を持っています。
アルゼンチンアリの行列を遠目に見ると黒色に見えることがありますが、近づいて良く見ると、実際の体色は茶褐色です。
アルゼンチンアリは、動きが大変すばやく、ちょこまかと動き回るのが特徴的です。
アルゼンチンアリは、在来のアリの2〜4倍の速さで歩くと言われています。
また、えさを採りに向かうときに、多数の働きアリが行列を作るのも特徴的です。
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[アルゼンチンアリの生態] |
アルゼンチンアリは、大変食欲の旺盛な雑食性のアリで、何でも食べます。
中でも、砂糖や花の蜜などの甘味を好んで食べます。
その他、果物、柑橘類、トウモロコシなどの芽、花、実を食べたり、種子や花蜜を巣へ持ち帰ります。
アルゼンチンアリは、地中にも巣を作りますが、非常に営巣性(巣を作る性質)が高いため、いろいろな場所へ巣を作ります。
特に、物の隙間や人手が加わった場所を好み、石や木・枯葉の下、コンクリート構造物のひび割れの中、家壁の隙間、カーペットの下、車のトランクの中など、どんな場所へでも巣を作ります。
一般的にアリと言えば、地中深くに巣を作るものと考えがちですが、このアルゼンチンアリは、地中深くに巣穴を掘るということはないようです。
アルゼンチンアリは、大多数の働きアリと複数の女王アリからなる大規模な巣を形成します。
他の多くのアリとは異なり、アルゼンチンアリの一つの巣の中には、多数の女王アリが存在し、多いときには、一つの巣の中に数百匹の女王アリが存在することもあります。
アルゼンチンアリの働きアリは、気温摂氏5度から35度の範囲内の時に活動します。
しかし、冬季など寒い時期は、活動性が著しく低下します。働きアリが、卵から成虫にかえるまでの期間は約2ヶ月で、その寿命は、10〜12ヶ月となっています。
アルゼンチンアリの女王アリは、産卵能力が非常に高く、条件が良ければ1日に約60個の卵を産むことができます。
ただ、気温が摂氏20度以下になると、産卵をしなくなりますので、年がら年中、繁殖しているわけではないようです。
特に、活発に繁殖するのは9月から10月にかけてで、この時期になると、巣の内外のアリの個体数が非常に多くなります。
アルゼンチンアリは、競争力・攻撃性が非常に高く、侵入した各地域で、その地域の在来のアリを次々に駆逐して置き換わるため、在来の生物相(いくつかの種類によって組み立てられる特定の地域に生息・生育する生物全体のありさま)に重大な悪影響を与えるとして、専門家の間では問題視されています。
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※記述引用:廿日市市ホームページ |
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