痛いムシ・かゆいムシ

写真をクリックすると拡大写真をご覧いただけます。

●スズメバチ
体長27〜40mm。オオスズメバチは最も大型のハチで屋根裏、軒先、生垣などに縞模様の大きなボール状の巣を作る。攻撃性が強いので近づかないように注意。
●アシナガバチ
体長20〜25mm。 市街地で普通に見られ、ベランダ、軒下、庭木に蓮の花床形の巣を作る。巣は1年限りで捨てられ、新女王蜂が越冬する。
●キアシナガバチ
スズメバチのような攻撃性はないが刺されると痛い。写真は巣づくりをする女王蜂。育房(小部屋)は20個で1ヶ月程度の初期の巣。
5月20日、泉大津市の民家で撮影
●シバンムシアリガタバチ
体長2〜2.5mm。アリのような形をしているのでアリガタバチと呼ばれ、シバンムシの幼虫に寄生するハチ。発生源は畳、ジュータン、乾燥食品、ペットフードなど。
●クワガタツメダニ
体長0.5〜1mm。 畳の中に多く、室内のほこりや食品にも発生。 気温湿度が高くなると発生し、人を刺す。刺されると後になってかゆくなることが多い。
●ネコノミ
体長1.2〜3.0mm。おもに猫に寄生するノミで、人も吸血する。ノラネコが床下などで出産した後、被害を受けることがあり、幼虫は砂やほこりの中に住んでいる。

●トビズムカデ
体長 15cm。日本産のムカデでは最大。頭が赤褐色(鳶頭トビズ)のためこの名がある。かまれると激痛があり、腫れや痛みがなくなるのに1週間以上かかる。寿命は6〜7年と長い。

●アオイラガ幼虫
体長約26mm。年2回発生、蛹で越冬し、柿や梨、栗、柳等を食害する。幼虫の毒針に触れると、瞬間的にピリッとした激しい痛みを感じる。ヒロヘリアオイラガは街路樹に多い。

●イラガ幼虫
体長 25mm内外。年1回の発生で幼虫は7月〜10月頃にみられる。柿、梨、桜、梅などの庭先の樹に発生。幼虫に刺されると電撃的な痛みを感じる。

●チカイエカ
体長5mm程度。無吸血でも一回目の産卵は行うことが出来る。都市化が進むにつれ地下汚水槽や浄化槽などで繁殖し都市の蚊として有名。寒さに強く秋になっても休眠しない。

●アカイエカ
体長5mm程度。日本の全土の家屋でよく見られる。発生源はドブや下水溝などの汚水で発生し、成虫で越冬する。活動時間は主に日没から日の出の屋内でよく吸血する。

●ヒトスジシマカ
体長4mm程度。古タイヤや空缶などの小水域が幼虫の発生源となる。白い縞のある代表的なヤブカで、屋内外で吸血する。デング熱ウイルスの媒介者でもある。

●セアカゴケグモ雌
体長約10〜15mm。 全体に黒く背中に赤い模様がある。毒を持っているが攻撃性はなく、日当たりの良い乾燥している場所に多い。2006年5月24日 泉佐野市

●セアカゴケグモ雄
体長3〜5mm。大きさは雌に比べると半分以下で、背中には白い斑点がある。毒牙が小さく咬まれるケースは稀。雄は交尾の途中に雌に食べられることが多く、ほとんど見かけることはありません。

●チャドクガ(若令幼虫)
ツバキ、サザンカの葉に集団で発生する毛虫。年に2回、5〜6月と8〜9月頃に幼虫が見られる。毒針に触れた直後はあまり痛みはないが、後でヒリヒリした痛みや強いかゆみ1週間以上続くことがある。

●トコジラミ(南京虫)
体長5〜7mm。夜行性で、寝ているときに首、手、足などの露出部を吸血する。刺されると激しいかゆみが続き大きく腫れることがある。乾燥した場所を好み、昼間は家具、畳、柱、襖、壁などの隙間に潜んでいる。