大阪府下でよく見られる飛来昆虫

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●オオチョウバエ成虫
成虫は体長4〜5mm。 トイレや風呂の壁に羽をひろげて止まっているのが見られる。卵から成虫になるまで約15日。写真は高槻市内の民家の浄化槽内で2月11日に撮影したもの。
●オオチョウバエ幼虫
よく成熟した幼虫は体長1cm近くになる。幼虫は水や汚泥の中で生息しており、台所や風呂場の排水設備から発生します。
●ユスリカ
体長は2〜12mm。幼虫は川底に生息し、都市の水質の変化に伴い大発生することがある。アレルギーの原因や異物混入害虫として問題になることがある。
●クロバネキノコバエ
体長2〜4mm。 本来はマッシュルームやシイタケの害虫だが、大阪府下の市街地でも普通に見られる小型のハエ。一般家庭では庭やベランダの腐葉土や肥料から発生する。
●ショウジョウバエ
体長2〜4 mm。腐敗した食物(果物、野菜、漬物等)に発生し、屋内では人や動物の目にまとわりついたりすることがある。府下では春から夏にかけて多く見られる。
●ニセケバエ
体長約3 mm。 植木鉢の土から発生したり、浄化槽の腐敗層から大発生することがある。成虫の飛翔力は弱く、便所や台所の窓に集まってくる。
●ノミバエ
体長1〜5mm。 成虫の脚はよく発達し、台所や食卓の上を歩き回る。小さくても動作が活発なため肉などにもぐり込んで産卵することがある。発生源は腐敗した動植物質。
●イエバエ
体長6〜8 mm。 ゴミの埋立地等で大発生し、近隣の住宅に入りこみ食べ物にたかる。夜間は天井面に静止する習性がある。
●ミズアブ(コウカアブ)
体長15〜28mm。汲み取り便所から発生するので便所蜂と呼ばれていたが、最近では生ゴミやガーデニングの堆肥から発生することが多い。5月から10月ごろまで成虫がみられる。