大阪府衛生害虫検索システム

虫名
ヒメマルカツオブシムシ
説明

体長2〜3.2mm。卵円形で、黒・茶・黄・白色の斑模様。
成熟幼虫は4〜4.5mm。下膨れ形で、黄褐色と暗褐色の縞状。暗色部には黒褐色の剛毛が輪生し、尾端では長く房状。
年1回発生。20日位でふ化し、幼虫期間は10ヶ月以上に及び、7回前後脱皮する。幼虫で越冬し、春に羽化する。成虫は摂食せず産卵を繰り返し、その後、野外の花に集まり花蜜を食する。
乾燥動物質や毛織物だけでなく、乾燥植物質も食害する。毛髪や羽毛でも生育できる。

【甲虫の幼虫】
潜り込んで生活しているものは薄色で細毛を疎らに装うものが多い。タマムシ型、コガネムシ型、ゾウムシ型などに分けることができる。コガネムシ型は頭部が大きく胸脚があり、【C】の字型である(タマムシ型は棒状)。ゾウムシ型は頭部が小さく脚がなく(肉肢となっている)、ウジムシ型で、ガの幼虫と間違いやすい。

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