大阪府衛生害虫検索システム

虫名
ナガサキニセケバエ(左)・チャバネトゲハネバエ(右)
説明

【ナガサキニセケバエ】

成虫は体長2.5mm程度。黒色でやや鈍い光沢がある。翅は横長で、無色透明。触角は太く黒色で10節。
成虫の生存期間は1〜2日、産卵後3日前後でふ化、幼虫期間は約12日、蛹は4日で羽化する。
幼虫は雑食性で堆肥や塵芥、その他の腐敗物中で生活している。成虫は晩秋から春に出現する。屋内では鉢植えのミズゴケ屑から発生することがよくある。


【チャバネトゲハネバエ】

体長5mm前後。緑色味を帯びた灰褐色で、翅は無色透明でくすんで黒っぽい。センチトゲハネバエは、体長5〜6mm。頭部は橙黄色〜黄褐色、胸部と腹部は黒褐色で灰色粉に覆われるが、腹部末端は黄褐色。脚は黄褐色で、翅は無色透明。    翅の前縁に等間隔に並ぶ剛毛列がある。よく似ていて区別は難しいが、最近はチャバネトゲハネバエの方が多い。晩秋から早春に発生するため目を引く事が多い。冬季、蘭や万年青(オモト)などの観葉植物を屋内に収納しておくと、植木鉢底の水苔に発生することがある。かっては汲み取り便所や汚水槽が発生源であった。

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