大阪府衛生害虫検索システム

虫名
ノシメマダラメイガ
説明

成虫は開長11〜18mm。前翅基部から半分は灰色〜淡黄色、外半は紫赤色〜暗紫赤色。止まっている時は、この2色に見える。
成熟幼虫は体長10mm前後で、ずんぐりした円筒形。淡い黄白色で、頭部は黄褐色。
成虫の寿命は1週間程度で、羽化した付近に産卵する。数日で孵化し、約1ヶ月で蛹化し、1週間程度で羽化する。通常1世代40日前後。年4〜5回発生。成熟幼虫で越冬。
幼虫は貯穀・貯豆・穀粉・干菓・ナッツ・菓子・チョコレートなどを食害し、製粉工場などに多いが、一般家庭でもよく発生する。メイガ類では最も普通。貯米容器の内側に粗雑な糸を綴って破砕米をまとわせており、暗赤褐色の糞が特徴。1令幼虫は微細で穿孔能力が高く、密封性の強い食品からも見つかることが多い。

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